俳句

季語|鈴蘭(すずらん)

初夏の季語 鈴蘭

君影草(きみかげそう)

鈴蘭の俳句と季語キジカクシ科スズラン属の多年草。4月~6月に花を咲かせるため、夏の季語となる。全草に毒を持ち、ギョウジャニンニクと似ているために、誤食による中毒例が複数件報告されている。
東北・北海道に自生する在来品種があり、君影草(きみかげそう)とも呼ばれるが、観賞用に栽培されているもののほとんどは、これよりも花が大きく香りも強いドイツスズランである。その香りを好きな人に嗅がせたなら、振り向いてくれるとの言い伝えがある。

5月1日は、スズランの日である。フランスには、愛の日である5月1日に、「幸福の訪れ」の花ことばを持つスズランを贈る習慣がある。そのフランスに生まれたクリスチャン・ディオールはスズランを愛し、人生の最後に、スズランにインスパイアされた香水ディオリッシモ(Diorissimo)を完成させた。

【鈴蘭の俳句】

すずらんの小鈴ふれあふ程の風  宮野尚子

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所



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