越智越人

おちえつじん

蕉門十哲の門弟

1656年(明暦2年)~1739年?(元文4年?)。越後(新潟県)出身。尾張における蕉風普及に尽力。美濃の各務支考とは相容れず、論駁書として「不猫蛇」を著した。

▶ 越智越人の俳句

 越智越人年譜
1656年 明暦2年 越後に生まれる。(*1)
1675年 延宝3年 名古屋へ出て、岡田野水の世話で染物屋を営む。
1684年 貞享元年 松尾芭蕉に入門。(*2)
1688年 貞享5年 松尾芭蕉「更科紀行」の旅に同行。
1736年 享保21年 死去。(*3)
*1 通称は十蔵 (または重蔵) 。別号に負山子・槿花翁(きんかおう)。
*2 芭蕉晩年の「軽み」の世界についていけず、元禄中期以後俳壇から遠ざかる。正徳5 (1715) 年に復帰。
*3 1739年(元文4年)頃死去したとの説も。