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今月の俳句|9月の有名句

むざんやな甲の下のきりぎりす

奥の細道の、松尾芭蕉の句。元禄2年7月25日(1689年9月8日)に加賀国小松の多田八幡に詣でて、斎藤実盛の甲冑を見て詠まれた。 ⇒ この俳句の説明ページ

秋風やむしりたがりし赤い花

「さと女卅五日墓」の前書がある小林一茶の文政2年(1819年)の句。新暦にすると9月15日に詠まれた句か。最愛の娘を失った悲しみが滲み出ている。 ⇒ この俳句の説明ページ

をととひのへちまの水も取らざりき

1902年9月19日に亡くなった正岡子規の辞世。亡くなる前日、この俳句を含む三句を書き付けた直後、昏睡状態に陥った。病床に伏して5年が経過していた。 ⇒ この俳句の説明ページ

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今月の俳句のポイント|俳句と川柳の違い

今月の俳句「俳句」の概念も時代とともに変わり、定型に縛られない自由律俳句も人気ではあるが、制限の中に現れる詩情に、俳句の真の面白さがあるとも言えるのではないだろうか。そんな俳句の基本要素は以下の3つ。
 1)五七五の17音節
 2)季語
 3)切れ

また、「俳句」と「川柳」はよく混同され、「新俳句」と呼ばれるものは川柳への接近も認められる。両者とも俳諧の連歌を親とするが、俳句は様々な制約のある「発句」の別名のようなものであるのに対し、川柳は「前句附興行」から誕生した遊戯性の高いものである。前句附興行の点者である柄井川柳の名を冠し、下の句(七七)で出された題目に対して上の句(五七五)を付けるものが本来の「川柳」なのである。

川柳においては題目に対する主眼の置き所が重要であり、気持ちをダイレクトに反映させながら世情を詠みあげることも可能になる。
対して俳句では、挨拶句である発句をベースにしていることもあり、いきなり心情を吐露することは野暮である。対象を観察することに力を注ぎ、そこに自らの心を発見するものが「俳句」なのである。

【今月の俳句検索のポイント】
〔キーワード検索(俳句検索結果に季語・季節表示)〕で、キーワードに、今の気持ちを表す「素材」を入れて検索してみよう。例)喜・狂・神・仏。表示される俳句に、現在の季節が反映されたものはあるかな?