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神尾久美子 ●

花衣縫ひし熱かも知れず咳く 季
塔身のすつくと暗し若葉の夜 季
金柑の甘露となりし火を落とす 季
寒禽の撃たれし谺より暮るる 季
立ちあがる浪のほか昏れ遠千鳥 季
織初の一打をつよくやはらかく 季