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土生重次

樟脳が袋に痩せて雛飾る 
夏深し嶺々は雲掲げ合ひ 
滝行者かくしどころは打たさざる 
死してなほ兜のおもき兜虫 
祝辞みな天高く馬肥ゆるなり 
西鶴忌きつねうどんに揚げ一まい 
銀杏落葉一枚咬みて酒場の扉 
機首立てしより全翼に初茜 
初鏡一畳で足る妻の城