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栗生純夫 

火を焚けば火のうつくしき無月かな 
餅花のなだれんとして宙にあり 
しんしんと柱が細る深雪かな 
嘆きつつ中洲の雲雀棒立ちに 
田植うるは土にすがれるすがたせり 
降り出づる泉のほとりすぐに濡れ 
母と寝る一夜豊かに虫の声 
早乙女は夜も水の香肌に沁む