俳句

青森県の季語と俳句

青森県の御当地季語

えんぶり(新春の季語)
八戸市付近で行われる、五穀豊穣・家内繁栄を祈念する舞。2月17日から20日まで行われる長者山新羅神社の神事。

佞武多(秋の季語)
山車燈籠を引いて街を練り歩く祭りで、8月初旬に行われる。各地で行われるが、青森ねぶたや弘前ねぷたが有名。「ねぷた」ともいい、秋の季語になっているが、現地では夏祭りとして認識されている。東北三大祭りの1つ。

青森県を詠んだ俳句

みちのくの淋代の浜若布寄す 山口青邨
地名を詠み込んだ名句として知られているが、青邨自身は足を運ばず、淋代の地名にインスピレーションを受けたと語っている。

龍飛埼鷹を放つて峙てり 大久保橙青
「火山」(1953年)所収。海上保安庁長官として竜飛崎を訪問した時の俳句。展望台に句碑がある。

星つかむ男ねぷたの灯のてっぺん 伊丹三樹彦
旅の句集「磁針彷徨」(1981年)所収の俳句。弘前ねぷたを詠んだ。

ご当地季語と御当地俳句