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角川春樹 

桜前線泊まると決めてけむり雨 
家康の城を遠目に松手入 
火の色の縄文の壺神還る 
四五本の雨葉牡丹の渦に消ゆ 
くれなゐの糸のごとくに花しぐれ 
朝市やまだ海色のさばをせる 
鳥貝や風音遠き日暮来る 
地に垂りていよいよあをきさくらかな 
死ぬるとも鬼の名のつくやんまかな