俳句

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岸風三樓 

茶道具の一荷も時代祭かな 
敗荷にひつかかりたる落暉かな 
桔梗や水のごとくに雲流れ 
うつくしき炭火蕪村の忌たりけり 
鳰の浮くべき方を心待ち 
いてふ散るすでに高きは散りつくし 
手をあげて足を運べば阿波踊 
老あはれ時代祭の法螺ふいて 
竹伐やいかづち雲の嶺に生る 
きりん草咲けども焦土かくし得ず 
手をあげて足をはこべば阿波踊 
池に降る雨こでまりを濡らす雨 
豊年の雀青空より降りぬ 
あらぬへに月の出てゐし牛祭 
きんぽうげ咲きぬ少年川を堰き 
懸巣鳥なき比叡に天台秘法あり 
椋鳥のこぼして椋の実なりける 
吏なべて貧しくさくら枯れにけり 
追羽子や川をへだてて嵐山 
孕み鹿より来ることの愛しさよ