俳句

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佐藤和枝

きりもみのひとひらまじへ竹落葉 
絵すだれの魚泳がす風の出て 
電柱に充電にきて油蝉 
銭洗ひ弁財天の水も秋 
白桃をすするこの世に遺されて 
汲置の水に青空秋ざくら 
練炭の穴の真つ赤に良寛忌 
初鶏の声にさそはれ鳩時計