俳句

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志太野坡 

ちからなや膝をかゝへて冬籠り 
麦畑や出抜けても猶麦の中 
初手水むすぶや指も梅の花 
ほんのりと日のあたりたる柳哉 
竪にする古きまくらや寒椿 
わが庵の桜も寂し煙り先 
垣潜る雀ならなく雪の跡 
若水や冬は薬にむすびしを