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小松崎爽青

蝸牛角出す昼を酒少し 
歯朶さやぎ二日昏れゆく深曇 
人の日の舌まろやかにあられ酒 
七草や飲食影のごとひそか 
注射針刺すに秋光冷ゆるなり 
香炷くは悲しきすべぞ星の秋 
桐の実や母ゐまさねばとほき郷 
空ふかみ野稗の垂穂くづるゝよ