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菖蒲あや ●

栗咲く香死ぬまで通すひとり身か 季
二階より見えて夜明けの夾竹桃 季
路地染めて何をもたらす寒夕焼 季
ひとりくむ屠蘇にかなしや酔ひ心地 季
路地に生れ路地に育ちし祭髪 季
野菊摘み来世は父母に甘えたき 季
焼酎のただただ憎し父酔へば 季
いたはられ淋しくなりぬ春の風邪 季