山田みづえ ●
ほたるぶくろ重たき光ひとつづゝ 季あけがたの風に倒るる瓜の馬 季町中にかつと日当たる施餓鬼寺 季山眠るまばゆき鳥を放ちては 季悪女たらむ氷ことごとく割り歩む 季臘梅を無口の花と想ひけり 季初暦静かならざる日もあらむ 季風が飛ばす仙台訛初荷ゆく 季若菜籠すずなすずしろ秀いでけり 季おくれゆく雑司ヶ谷墓地みどり射す 季自由が丘の夕べは氷る雪兎 季草笛や子らの背丈をさだかには 季杉の花はるばる飛べり杉のため 季
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