俳句

季語|御忌(ぎょき)

晩春の季語 御忌

法然忌(ほうねんき)・弁当始(べんとうはじめ)

御忌貴人の忌日の法会のことを「御忌」というが、俳句の世界では、特に浄土宗の開祖・法然上人の忌日に行なわれる法会のことをいい、春の季語となる。
法然上人の命日は陰暦1月25日であり、かつては陰暦1月19日から25日まで法会が行われていた。明治10年からは、4月19日から4月25日に行われている。知恩院ではこれを知恩講といい、京都の人々は弁当を持って参詣したため、弁当始といった。

法然上人の浄土宗には、「南無阿弥陀仏」と唱えることで平等に往生できるという、専修念仏の教えがある。法然上人は、建暦2年1月25日(1212年2月29日)、大谷禅房(知恩院)で亡くなった。享年80。

【御忌の俳句】

なには女や京を寒がる御忌詣で  与謝蕪村

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