俳句

季語|流し(ながし)

仲夏の季語 流し

流し「流し」とは、楽器を持って酒場などを回って歌を歌ったり、客のリクエストに応じて伴奏をしたりすることや、その芸人をいう。昭和初期から見られた営業形態であるが、カラオケの普及とともに減少傾向にある。
元は「新内流し」であり、これは、2人一組で三味線を弾き合わせながら街頭を歩く、新内節の修業の一つであった。江戸時代の末期から見られたものである。

【流しの俳句】

遠ざかる流しの三味にあはせ唄  安田蚊杖

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