俳句

季語|鯰(なまず)

仲夏の季語 

鯰ナマズ目ナマズ科の魚の総称で、主にナマズと呼ばれるマナマズを指す。マナマズは、東アジアの河川や湖沼の泥底に生息する肉食性の淡水魚で、口ヒゲと幅広い口が特徴。
鯰は夏の季語になっているが、5月から6月は繁殖期にあたり、群れをなして浅い水域で繁殖活動をすることに因む。
現代日本では泥臭さを嫌って食されることは稀であるが、中国料理ではよく用いられ、日本でも、平安時代以前の古代からよく食されていたと考えられている。また、郷土料理として提供される地方もあり、養殖技術も確立されている。
水田文化との縁も深く、日本では古くから親しまれてきた魚であり、特に、ナマズが暴れて地震が起こるという俗説は有名である。
「鯰」は国字で、中国ではナマズのことを「鮎」と書く。

【鯰の俳句】

泥川の月夜に泛きぬ大鯰  青木月斗

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