季語|炎昼(えんちゅう)

晩夏の季語 炎昼

夏の昼(なつのひる)

炎昼の俳句と季語(夢二ひるさがり国立国会図書館オンライン)晩夏の昼は、日射しも強く気だるさを伴うイメージ。灼けつくような夏の午後の暑さを、炎昼と表現した。「炎」は「炎帝」の「炎」であり、「炎帝」は夏を司る神。
昭和13年の山口誓子の句集に「炎晝」があり、「南風つのり湖東の城の鳴りわたる」などが載る。この句集より「炎昼」が多く詠まれるようになり、夏の季語として定着したという。

【炎昼の俳句】

炎昼や日照る石また昃る石  伊丹三樹彦

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