季語|寒波(かんぱ)

三冬の季語 寒波

季語と俳句寒波冬になると、シベリア大陸で発達した寒気団が、波のように押し寄せてくる。規模の大きいものは「大寒波」と言う。
気象庁の「気温に関する用語」では、「主として冬期に、広い地域に2~3日、またはそれ以上にわたって顕著な気温の低下をもたらすような寒気が到来すること」と記されている。

冬期に偏西風の蛇行が大きくなると、シベリア高気圧とアリューシャン低気圧の発達により、西高東低の気圧配置が強まる。この時に、北西風を伴い、強い寒波がやってくる。日本海側では雪、太平洋側では乾燥する。
クリスマス時期の寒波は、「クリスマス寒波」という。

【寒波の俳句】

寒波来こゑを失くして息を吐く  岸田稚魚

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