季語|治聾酒(じろうしゅ) 仲春の季語 治聾酒 春の社日(3月20日頃)、あるいは立春から5番目の戌の日(3月30日頃)に、土地の神に供える酒。また、この日に飲む酒をいう。春の社日には五穀豊穣を祈る。土をいじると土地の神の怒りにふれると言われている。この日に酒を飲むと、耳の遠いのがなおるという俗信がある。 【治聾酒の俳句】 治聾酒の淋しき齢となりにけり 小林康治