季語|草の実(くさのみ)

三秋の季語 草の実

草の実の俳句と季語木にならない植物を「草」とか「草本」などと呼ぶが、日本に見られるものだけで6000種近くになる。俳句の世界では「草」と言えば山野草、人里植物、耕地雑草を指すが、これらを合わせると5000種になる。よって、実を結ぶ季節は秋に限られたものではないが、秋に実る植物は多い。「俳諧歳時記栞草」(1851年)にも、「諸草のたぐひ、春夏に花を開く者あれど、秋多き故、無名の草花を秋とす。実もまた然り」とある。

▶ 関連季語 秋草(秋)

【草の実の俳句】

いち早く枯れる草なれば実を結ぶ  野村朱鱗洞

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