季語|麒麟草(きりんそう) 仲夏の季語 麒麟草 ベンケイソウ科キリンソウ属キリンソウは、日本を含む東アジア原産の多年草。岩場や乾燥しやすい草原に生える多肉質の植物で、5月から8月頃に多数の黄色い花を咲かせる。 「黄輪草」とも書き、黄色い毛並みを持つ霊獣「麒麟」に喩えて命名されたものであるが、傷薬に使われたことから「キジグサ」と呼ばれ、「キリンソウ」に転訛したという説もある。 俳諧歳時記栞草(1851年)では、夏之部六月に分類されている。 【麒麟草の俳句】 鉄路にも川にも沿へる麒麟草 山口誓子 ▶ 夏の季語になった花 見頃と名所