俳句

季語|鱈場蟹(たらばがに)

三冬の季語 鱈場蟹

鱈場蟹の俳句と季語十脚目ヤドカリ下目タラバガニ科タラバガニ属タラバガニ。タラバガニ属に属する近縁種に、秋の季語となるハナサキガニがある。「カニ」の名を持つが、「ヤドカリ」の一種である。
「鱈場蟹」の名の通り、漁場はと重なり、日本では主に北海道で獲られる。小林多喜二の「蟹工船」で知られる蟹である。
鱈場蟹の漁期は春夏と冬であり、冷凍技術の発達により年中食される食材となったが、鍋のイメージが強く、冬の季語になっている。
日本では、雌の捕獲は禁止されている。刺身で食すこともあるが、茹でると甘みが増す。通常、鱈場蟹の蟹味噌は食べない。

【鱈場蟹の俳句】

鱈場蟹おのが甲羅で煮られをり  長谷川櫂

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