俳句

季語|松葉牡丹(まつばぼたん)

晩夏の季語 松葉牡丹

日照草(ひでりぐさ)・爪切草(つめきりそう)

松葉牡丹スベリヒユ科スベリヒユ属マツバボタンは、南アメリカ原産の一年草で、オランダ経由で江戸時代末期に渡来した。
6月から9月頃に赤・橙・桃・黄・白色などの花をつける。八重咲きが多いが、一重もある。一つの花は数日で萎むが、夏の間、次から次に咲く。多肉質の葉を持ち、高温乾燥に強い。

葉を松に、花を牡丹に見立てて「松葉牡丹」と名付けられた。炎天下にも咲くので「日照草」、茎を切って土に挿すと簡単に根付くので「摘切り草」転じて「爪切草」とも呼ばれる。

【松葉牡丹の俳句】

小豆干し松葉牡丹はまだ燃えて  清崎敏郎

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所

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