季語|羽抜鶏(はぬけどり) 晩夏の季語 羽抜鶏 羽毛の抜けた鳥のことで、多くは換羽期のニワトリをいう。ニワトリは、1年に1回、夏の終わりころから換羽し、冬に備える。 新撰六帖(鎌倉時代)に藤原為家は 夏草の野沢がくれの羽ぬけ鳥 ありしにもあらずなる我身かな と歌っている。滑稽でみじめな様子も「羽抜鶏」にたとえる。 【羽抜鶏の俳句】 韋駄天走り板につきたる羽抜鶏 倉橋羊村