俳句

季語|名残雪(なごりゆき)

仲春の季語 名残雪

忘れ雪(わすれゆき)雪の果(ゆきのはて)・名残の雪(なごりのゆき)・雪の名残(ゆきのなごり)・雪の別れ(ゆきのわかれ)・涅槃雪(ねはんゆき)

名残雪春になっても消えずに残っている雪や、春に降る雪のことをいう。
「雪の果」と言うと、その冬最後に降る雪という意味合いが強くなる。これは、陰暦二月十五日の涅槃会前後に降る雪のことで、「涅槃雪」とも言う。

1974年に「かぐや姫」が発表した「なごり雪」は、1975年にイルカが歌って大ヒットした。またこの楽曲をモチーフとして、大林宣彦監督が同名映画を2002年に公開している。

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【名残雪の俳句】

発心の小机作る雪の果  石田波郷

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