俳句

季語|鎌鼬(かまいたち)

三冬の季語 鎌鼬

鎌風(かまかぜ)

鎌鼬(国会図書館蔵鳥山石燕「画図百鬼夜行」)つむじ風に乗って現われて人を切りつけるという妖怪。雪国を中心に、全国に伝承があり、鎌のような爪を持ったイタチの姿で描かれることが多い。つむじ風自体を「鎌鼬」と呼ぶこともある。
鎌鼬は、人の皮膚を刃物で切ったように裂くと言われ、その傷は痛みがなく、血も出ないと言われることがある。寒い日に突然皮膚が裂ける現象は、実際に生じるものであるが、現在では、気化熱によって急激に冷やされ皮膚表面の組織が変性して裂けると言われている。

【鎌鼬の俳句】

三人の一人こけたり鎌鼬  池内たけし

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