つるもどき なさけはもつれやすきかな
昭和22年(1947年)に詠まれ、翌年10月のホトトギスに掲載された高浜虚子の句。虚子は艶やかな句を取り上げた自著「喜寿艶」にも、智照尼とともにこの句を登場させている。
昭和33年(1958年)12月、「虚子百句」出版を記念して、三輪田学園の校長・三輪田元道氏に贈り、終生の友情の証とした。女学生に訓する心情が込められているという。
▶ 高浜虚子の句
靖国神社近くの句碑(東京都千代田区)
昭和34年(1959年)6月、三輪田学園内に建立。平成23年(2011年)の校舎改築を機会に、明治34年(1901年)9月から明治42年(1909年)12月にかけての虚子の住居跡に移された。その場所は、ホトトギス発行所や、親しくしていた三輪田家の筋向いに当たる。靖国神社の裏手である。
【撮影日:2016年8月6日】
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