森澄雄

もりすみお

人間探求派以降の代表的俳人

1919年(大正8年)2月28日~2010年(平成22年)8月18日。兵庫県揖保郡旭陽村(兵庫県姫路市網干区)に冬比古の俳号を持つ歯科医の家に生まれ、5歳より長崎県長崎市で育つ。父の影響で俳句を始め、加藤楸邨に師事。「寒雷」創刊に参加し、第一回寒雷暖響賞を受賞。「四遠」で、第21回蛇笏賞。読売俳壇選者として、37年間活躍。
1995年に脳溢血で倒れ、以後麻痺が残った。2010年5月に刊行された生前最後の句集「蒼茫」の巻末に、「行く年や妻亡き月日重ねたる」。

▶ 森澄雄の俳句

 森澄雄年譜
1919年 大正8年 2月28日 、兵庫県旭陽村(姫路市網干区)に生まれる。(*1)
1940年 昭和15年 加藤楸邨の主宰誌「寒雷」創刊に参加し楸邨に師事。九大法文俳句会を興す。
1942年 昭和17年 九州帝国大学法文学部経済学科卒業。
1970年 昭和45年 句誌「杉」創刊、主宰。
1987年 昭和62年 「四遠」で蛇笏賞。
1993年 平成5年 勲四等旭日小綬章。
1995年 平成7年 脳溢血で倒れる。
2001年 平成13年 勲三等瑞宝章。
2005年 平成17年 文化功労者。
2010年 平成22年 8月18日、肺炎のため死去。91歳。
*1 父・貞雄、母・まゑの長男。父は歯科医で冬比古の俳号を持つ俳人。