鹿児島県の季語と俳句

鹿児島県の御当地季語

桜島大根(春の季語)
鹿児島名産の世界最大種の大根。1月から2月ごろ収穫される。

薩摩芋の花(夏の季語)
ヒルガオ科サツマイモ属の多年草植物で、8月頃にアサガオに似た薄紫の花を咲かせる。

薩摩芋(秋の季語)
ヒルガオ科サツマイモ属の多年草植物で、甘藷、唐芋とも呼ぶ。17世紀に琉球から薩摩に伝わり、「薩摩芋」には薩摩藩から全国に広まった芋の意がある。

隼人瓜(秋の季語)
別名センナリウリ。中米原産で、1917年に鹿児島に渡って来たため、隼人瓜と呼ばれるようになった。

おはら祭(秋の季語)
11月2日から3日に鹿児島市で開催される祭り。

薩摩汁(冬の季語)
鹿児島県の郷土料理で、肉入りの味噌汁。

鹿児島県を詠んだ俳句

熔岩の上を跣足の島男 高浜虚子
「五百句」に「昭和三年十月十日 薩摩に赴き、桜島に遊ぶ。」の詞書がある俳句。

しんしんと肺碧きまで海のたび 篠原鳳作
「天の川」九月号(1934年)初出の、無季俳句指折りの秀句。沖縄県立宮古中学校から鹿児島二中に転任した時に詠まれたものか。鳳作は、鹿児島市出身。

ご当地季語と御当地俳句