陶官鼠 すえかんそ 享保18年(1733年)~享和3年(1803年)6月1日。伊豆三津(静岡県沼津市)の人。本名は大村定八。別号に山南陳人。松木乙児に師事し、六花庵を継ぐ。乙児没後は大島蓼太に師事。 天明2年(1782年)に東北を巡り、松尾芭蕉の句碑を建立するなど、芭蕉顕彰に努めた。仙台の陸奥国分寺には、「あやめ草足に結ん草鞋の緒」の句碑を建立し、碑陰に「暮れかねて鴉啼くなり冬木立」の自句を刻む。辞世は「果は我枕なるべし夏の富士」。 ▶ 陶官鼠の俳句