俳句

大淀三千風

おおよどみちかぜ

「今西行」「犬西行」と呼ばれた俳人

寛永16年(1639年)~宝永4年1月8日(1707年2月10日)。伊勢国(三重県)射和の裕福な商家に生まれる。本名は三井友翰。別号に東往居士・無不非軒・寓言堂など。師をとらず、15歳で俳諧を身につけていた。

31歳で出家し呑空と名乗り、松島に赴き仙台に15年間住み、延宝7年 (1679年) に三千句独吟矢数俳諧を成就(仙台大矢数)。このことから三千風と自称する。松尾芭蕉は、「おくのほそ道」の旅で三千風に会いたいと考えていたが、すでに伊勢に帰ってしまったあとで、叶わなかった。
さらに全国行脚した後に、三都の遊女に勧進して、西行ゆかりの相模国大磯の鴫立庵を再興し、初代庵主となった。「一声や犬西行にほととぎす」の句より、「犬西行」とも呼ばれる。当時の人には「今西行」とも呼ばれていた。
辞世は、「今日ぞはや見ぬ世の旅の衣がへ」。

▶ 大淀三千風の俳句

季語検索を簡単に 季語検索を簡単に 季語検索を簡単に 季語検索を簡単に