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正木ゆう子 

未婚にてふつとつめたき畳かな 
冬夕焼見つめることを獣らも 
かの鷹に風となづけて飼ひ殺す 
芹なづないつか紬が似合ふやう 
いつの生か鯨でありし寂しかりし 
水の地球すこしはなれて春の月 
地下鉄にかすかな峠ありて夏至 
サイネリア咲くかしら咲くかしら水をやる 
不知火でないかもしれぬ眠たくて