高桑闌更 ●
なき人の発句きゝけり秋の雨 季我衣に洩る思ひ有り後の月 季氷柱なき軒にふたゝび入日哉 季秋の日やたることなくて飛鳥山 季大木を見てもどりけり夏の山 季露草のさかりを消えて夜の雲 季傘さして露分行や山法師 季初雁の痩て餌をはむ磯田哉 季起ふしに眺る春の野山かな 季筆留て打払ひけり火取虫 季夕貌や妹見ざる間に明けわたる 季折沈む竹のうへなる氷りかな 季糸遊によろづ解行都哉 季枯蘆の日に日に折れて流れけり 季
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【中古】 影印版 誹諧世説 高桑闌更/田中佩刀註 【古本・古書】2300円(税込/送料別)カード利用可・海外配送不可・翌日配送不可高桑闌更/田中佩刀註 【山星書店】