大峯あきら ●
数珠もちて遠き春田の家へゆく 季初風はどんぐり山に吹いてをり 季冬支度鷗もとほる村の空 季隠れ里よき水湧いて照葉かな 季冬座敷くぬぎ林の中にあり 季写真の母年々若し枇杷の花 季干大根日かげればすぐ風が吹く 季山畑に火を放ちをる七日かな 季旧正の山又山でありにけり 季松とるや伊勢も大和も昼の月 季満月に落葉を終る欅あり 季茶が咲いていちばん遠い山が見え 季南瓜咲き室戸の雨は湯のごとし 季
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