俳句

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皆吉爽雨 

向きあうて茶を摘む音をたつるのみ 
桑解いて丘の雑木につづかしむ 
杖も身もなげうつて草芳しき 
さぎ草の鷺の嘴さへきざみ咲く 
さきほどの雲に子が出来鯊日和 
木犀のこぼれ花より湧ける香も 
日脚伸ぶ夕空紺をとりもどし 
ねんねこの母の眼子の眠いま空へ 
闇のいまうながす厄を落しけり 
一字なほにじみひろごる試筆かな 
広島の西日かなしき駅前に 
新茶古茶しらず疲れに喫したる 
立冬の塵穴菊を捨てそめし 
いづくにか在りたる冬至南瓜切る 
大沼小沼の小沼は木の芽の雨に見ず 
塩田の見えくるなさけ遍路道 
消えて又見えて引鴨水や空 
三日月をしづめし木より霜の声 
白樺の稀にはななめ秋晴るる 
舞ふ雪も華のあきらか寒牡丹 
甚平の紐結びやる濡手かな 
へだたりのさみしく根釣並び見ゆ 
高粱熟るるけふの入日も車窓より 

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