きくちつねこ ●
花筏置きざりに川流れゆく 季一燭に涼みておはす伎芸天 季少年の少女へわたすてんと虫 季大原の日暮れをはやむ紫蘇畑 季老兄にあるは菊酒ぬくめ酒 季時代祭ほたほたかなし馬の糞 季柿を剥く山道たどるごとく剥く 季白粉花過去に妻の日ありしかな 季浜どんど渚の白を浮きたたす 季透きし身を重ねて暗し蝦蛄の桶 季シヤンソンを聴く薄明の勿忘草 季まなこ澄む菊戴の鳴くたびに 季
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