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馬場移公子 ●

日をかけて咲く片栗の蔭の花 季
嘆くたび鶏頭いろを深めたる 季
寒雲の燃え尽しては峡を出づ 季
冬山に記憶の果を堰かれけり 季
冬桜空の碧さとかかはらず 季
いなびかり生涯峡を出ず住むか 季
洗ひやる子の細首や宵祭 季