清崎敏郎 ●
まくなぎに目鼻まかして牛の貌 季かたまつて雨が降るなり著莪の花 季銀漢の尾を垂れにけり島泊り 季添水鳴る遠ざかり来てあきらかに 季コスモスの押しよせてゐる厨口 季成人の日の晴着着て墓参り 季滝落としたり落としたり落としたり 季うすうすとしかもさだかに天の川 季枯木立どの幹となく揺れはじむ 季口まげしそれがあくびや蝶の昼 季浜昼顔咲くあちら向きこちら向き 季小豆干し松葉牡丹はまだ燃えて 季
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『中古』海神—清崎敏郎句集5388円(税込/送料別)カード利用可・海外配送不可・翌日配送不可「初版発行日」2004-06 「著者」清崎 敏郎 (著) 「出版社」ふらんす堂 【KSC】