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清崎敏郎 

まくなぎに目鼻まかして牛の貌 
かたまつて雨が降るなり著莪の花 
銀漢の尾を垂れにけり島泊り 
添水鳴る遠ざかり来てあきらかに 
コスモスの押しよせてゐる厨口 
成人の日の晴着着て墓参り 
滝落としたり落としたり落としたり 
うすうすとしかもさだかに天の川 
枯木立どの幹となく揺れはじむ 
口まげしそれがあくびや蝶の昼 
浜昼顔咲くあちら向きこちら向き 
小豆干し松葉牡丹はまだ燃えて 

『中古』海神—清崎敏郎句集
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「初版発行日」2004-06 「著者」清崎 敏郎 (著) 「出版社」ふらんす堂 【KSC】