俳句例句(季語から)



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方丈の大庇より春の蝶  高野素十(初鴉)
君や蝶我や荘子か夢心  松尾芭蕉
白壁の浅き夢みし蝶の春  秋元不死男
蝶の空七堂伽藍さかしまに  川端茅舎
日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり  松瀬青々
目の前をよぎりし蝶のもう遥か  星野高士
蝶になる途中九億九光年  橋閒石
口まげしそれがあくびや蝶の昼  清崎敏郎
ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう  折笠美秋
淋しき花があれば蝶蝶は寄りて行きけり  野村朱鱗洞
蝶軽し頃は着る物ひとつかな  北村湖春
やよや蝶そこのけそこのけ湯がはねる  小林一茶
おんひらひら蝶も金比羅参哉  小林一茶
寝ころんで蝶泊まらせる外湯哉  小林一茶

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