俳句

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稲垣きくの 

ためてゐし言葉のごとく百合ひらく 
捨つるため指にきりきり木の葉髪 
やり直しきかぬ女のふところ手 
女の香放ちてその名をみなへし 
眉かいて待つ夜ほとほと実梅落つ 
更待や階きしませて寝にもどる 
秋袷激しき性は死ぬ日まで 
目刺やく恋のねた刃を胸に研ぎ