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黛執 ●

山の木を鳴らし八十八夜来る 季
遠国の仏見にゆく春の泥 季
夏に入る斑をあきらかに山の鱒 季
へつつひの火のたらたらと雁渡し 季
山風の追つてくるなり通草籠 季
土が力ゆるめ大根抜けにけり 季
音すべて谺となれり山始 季