松崎鉄之介 ●
兜太の里呵々大笑の山ばかり 季水巴門多き天城の風涼し 季トルファンの夜店の雨に濡れにけり 季をみなめし遥かに咲きて黄をつくす 季壬生を見て吉田へ詣る節分会 季雷つれて富士の時雨の大粒に 季船津屋の一人泊りに千鳥聞く 季喰積に眼を遊ばせてゐたるかな 季ただ灼けて玄奘の道つづきけり 季汐よしとうなづきて出づいさき船 季山の墓地まだ余地ありて茄子の花 季
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『中古』中国六十年—松崎鉄之介句集 (ふらんす堂文庫)5388円(税込/送料別)カード利用可・海外配送不可・翌日配送不可「初版発行日」2002/10/01 「著者」松崎 鉄之介 (著) 「出版社」ふらんす堂 【KSC】