春の雪　click ⇒ ≪解説≫

くわんのんのお唇に酔ひぬ春の雪　　三嶋隆英
摩天楼より春の雪みだれ降る　　市ヶ谷洋子
化粧して病みこもりおり春の雪　　森田愛子
湯屋まではぬれて行けり春の雪　　小西来山
春の雪霏々として又降つて来る　　正岡子規
春の雪地祭り唄にかかるかな　　小林一茶
松よりも椿に残る春の雪　　高浜虚子
消安し都の土に春の雪　　図司呂丸
消る身や世にをしまるゝ春の雪　　府川志風
渦潮にふれては消ゆる春の雪　　今井つる女