俳句

降る雪や明治は遠くなりにけり

ふるゆきや めいじはとおく なりにけり

降る雪や明治は遠くなりにけり第一句集「長子」(1936年)所収の中村草田男の俳句。草田男が東大生だった昭和6年(1931年)の雪の日に、母校・青南小学校を訪れた際に詠まれ、1月の東大俳句会に出句。その年の「ホトトギス」3月号に掲載された。草田男は、明治44年(1911年)から、7月に改元となる明治45年まで、青南小学校に通っている。
明治100年となる昭和43年(1968年)頃、この句の一節「明治は遠くなりにけり」が流行。それと同時に、志賀芥子の「獺祭忌明治は遠くなりにけり」の剽窃との噂も立ったが、二物衝撃で論破している。

▶ 中村草田男の句

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