いわしぐも ひとにつぐべき ことならず
難解句の代表
加藤楸邨の、昭和13年(1938年)の俳句。翌年発表の「寒雷」収録。難解派とも呼ばれる楸邨にあって、難解句の代表ともされる俳句。
教員を辞して、東京文理科大学国文科に入学したころの俳句である。
一般的な解釈では「告ぐべきことならず」を禁止の意として捉え、心の内と天との対比を鑑賞する。けれどもそれを否定として捉えたならば、方向性を持った鰯雲を天啓として、頭上を素通りしていってしまう様を鑑賞することも可能である。
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