俳句

好日やわけても杉の空澄む日

こうじつや わけてもすぎの そらすむひ

好日やわけても杉の空澄む日「曠日」(1966年)所収の石塚友二の俳句。「曠日」は、友二の還暦記念に「鶴」の「四の会」が中心となって編纂したもの。
季語は「秋澄む」。「わけても」で強調しているとはいえ、「好日」「空澄む日」の重なりには別の意図があるか。真意を汲み取れぬ当方の、ちょっとした口実ではあるが。。。


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建長寺の句碑(神奈川県鎌倉市)

好日やわけても杉の空澄む日建長5年(1253年)に、北条時頼により開創された建長寺。鎌倉五山の第一位のその寺の勅使門脇に、花塚と並んで立つ友二の句碑。昭和36年(1961年)11月22日の時頼忌に建立。
友二は、昭和20年(1945年)10月に鎌倉に移住。建長寺を詠んだ句に、「建長寺さまのぬる燗風邪引くな」などがある。
【撮影日:2015年7月12日】

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