俳句

季語|リラの花(りらのはな)

晩春の季語 リラの花

ライラック(らいらっく)

リラの花「リラの花」とは、モクセイ科ハシドイ属ライラックの花のことである。「リラ」はフランス名で、和名は紫丁香花(むらさきはしどい)である。ヨーロッパ原産で、日本には明治時代中頃に渡来し、北海道中心に植樹された。4月から5月頃に香りのよい紫や白い花を咲かせる。
札幌では市の木に指定され、5月に開催される「さっぽろライラックまつり」は多くの人を集める。また、北海道ではライラックが咲くころの冷え込みを「リラ冷え」と呼ぶ。これは、札幌の俳人・榛谷美枝子氏による造語で、「リラ冷えや睡眠剤はまだきいて」などと詠まれた。後に渡辺淳一の小説「リラ冷えの街」(1980年)により定着した言葉である。

【リラの花の俳句】

私にも二つの名前ライラック  櫂未知子

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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