俳句

季語|花梨(かりん)

晩春の季語 花梨

榠樝の花(かりんのはな)

花梨バラ科カリン属カリンは、中国原産の植物で、実は生食に適さないが、のど飴などの原料にする。マメ科シタン属の花梨とは別種で、季語とする場合、通常はバラ科カリン属の「花梨」となる。花は4月頃に咲く。
唐木の「花櫚(かりん)」に木目が似ていることから「かりん」と命名されたとされる。諏訪地方で「かりん」と呼ばれるものは、バラ科マルメロ属のマルメロ(榲桲)である。
日本には江戸時代に渡来したとの説があるが、香川県には空海御手植の花梨が伝わっており、その木(初代)は821年に植えられたという。

【花梨の俳句】

榠樝咲くと見て眠りたり霽れてをり  臼田亞浪

▶ 春の季語になった花 見頃と名所

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