俳句

季語|茴香の花(ういきょうのはな)

仲夏の季語 茴香の花

フェンネル(ふぇんねる)

茴香の花 セリ科ウイキョウ属ウイキョウはヨーロッパ原産の多年草で、株全体からスパイシーな香りが漂う。
古くから栽培されているハーブのひとつで、古代エジプトや古代ローマでも栽培されていた記録がある。日本には平安時代に中国から渡来し、果実を生薬にした。種子は香辛料にもするが、葉を使うこともある。臭い消しのために魚料理に使うことが多く、「魚のハーブ」とも呼ばれる。

「茴香(ういきょう)」は中国から伝わった名をそのまま用いていると考えられ、和名は「呉の母/懐香(くれのおも)」。「回香」とも書き、回教徒(イスラム教徒)がもたらした植物の意とも、腐った魚の香気を回復する意とも言われる。英名はフェンネル。
6月から8月頃、黄色い小花をたくさんつける。

【茴香の花の俳句】

茴香の夕月青し百花園  川端茅舎

▶ 夏の季語になった花 見頃と名所

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